当研究科成田研究室では、東北特殊鋼株式会社との共同により「磁歪クラッド鋼」開発に取り組んできました。磁歪クラッド鋼は、冷間圧延鋼板と鉄コバルト系磁歪材料を接合させた新素材で、振動させると発電する性質と、磁化させると振動する性質を持っています。この材料の農業分野への応用を研究していた「振動農業技術コンソーシアム」では、県内トマト栽培施設での実証試験の結果、振動が農作物の害虫被害を軽減させることを確認しました。害虫防除を目的とした化学農薬への依存を減らし、環境保全と労力軽減につながる新技術として注目されています。
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研究成果
成田研ら開発の磁歪材を利用した害虫防除、日刊工業新聞で報道
報道情報:3月2日付 日刊工業新聞 第26面
記事リンク:2022/03/02 日刊工業新聞(記事の閲覧には会員登録が必要です)
関連情報:2020/12/08 メディア・アクティビティ「成田教授らによる微細振動を利用した害虫防除、各紙で報道」